かんきょう「組写」ブログ

かんきょう文化祭

2016年01月31日

廃棄食品横流し事件、2016年の幕開けは衝撃的なニュースではじまりました。

環境産業に携わる者として多方面から事件について問われることが多くなる一年だと思います。今後の動向を見守りつつも、つねにこの事件を念頭におき、今年は廃棄物処理業、再生資源業に携わる私自身の意識改革、業務のクオリティ向上を、これまで以上に確実に、スピーディーに行っていきます。今後ともご指導方、宜しくお願いします。

さて、私たちは「食べる」という行為を毎日行っています。ということは「食」の問題は日常と関連付けて考えることができます。

私たちが暮らす日本の食卓はとても豊かで、その豊かさを可能にしているのは、たくさんの食べ物を世界中から輸入しているから。

日々の豊かさを享受できているのは、食料をつくるために必要な水や土地などを海外に頼り、つくられた食品を海外から運ぶために大量のエネルギーを消費しているため、ということになります。それにもかかわらず、国の統計調査によると日本では1年間に消費される食料8400万トンのうち、1700万トンを捨てており、そのなかには、食べ残しや賞味期限切れなど、まだ食べられるはずの食べ物が500~800万トンも含まれているという報告がされています。

もったいない・・・

身近な数字で拾ってみると、平成25年度の横浜市の焼却(燃やす)ごみの量は589,082トンで、そのうちの38%の223,851トンが「生ごみ」です。そして、この「生ごみ」の約10%の22,385トンは手つかず食品だったという調査結果が出ています。22,385トンを「200グラムのお菓子」で割ってみると、1億1千個という数字がはじき出されます。手つかず食品とは、買ったものの、何も手をつけずに捨ててしまう食品のこと。

あらためて、もったいない・・・

食べられるはずのものを捨てることは、食料をつくるために必要な水や土地、運ぶための燃料なども無駄にしていることになります。こうしたムダを少しでもなくすために、日常の中で、どんなことを心がけたらいいのでしょうか。

食べ残しをしない、買い過ぎない、地元の野菜をもっと日々の食材に取り入れるなど、そして、遠い国で、私たちの豊かな食卓を可能にしてくれるために働いてくださる人たちを悲しませないように、できることから行動することが大切です。

今日縫えばひと針で済むほころびも、放っておくと次第に大きくなって十針も縫うことになる。なにごとも処置が遅れると、後で苦労することになります。

かんきょうデザインプロジェクトは「環境を考えるという事は、次の人のことを考える力をつけること」を合言葉に活動しています。

若い世代のみなさんのお力を借りながら、行動をおこしていくきっかけとなる情報を創りだし、環境負荷を軽減するための動機づけの仕組みづくりを実践していきたいと考えています。

セカンドラウンド終了まで、あと3日となりました!! かんきょう文化祭へのご支援、どうぞ宜しくお願い致します。
https://cf.yokohama.localgood.jp/p…/kankyodesignproject/home

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