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リサイクル出前講師

2016年09月03日

横浜の市民団体、「3R応援隊」の全体研修会でリサイクル出前講師を担当。

3R(スリーアール)とは、ごみを減らすための環境行動を表すキーワードで、英単語の頭文字3つのRを組み合わせた言葉です。
リデュース(Reduce) ~  ごみそのものを減らす
リユース(Reuse) ~ なんども繰り返し使う
リサイクル(Recycle)  ~ 分別して再び資源として利用する

さて、横浜市の家庭から出る紙の分別は「新聞」「雑誌」「ダンボール」「紙パック」「その他の紙」の5種類。今回の出前講師のお題目オーダーは「古紙のリサイクルの現状」について。

なぜ、種類別に出さないといけないのか、小学校で出前講師を行う際にどんな工夫をしているのか、どんなツールを使って伝えているのか等、基本的な分別の確認や「わかりやすく伝える工夫」について、私なりの方法ですがお話しさせていただきました。

独自の紙芝居で地域の保育園・幼稚園で活動され、環境問題に対する意識が高いみなさんなので基本の「き」をとても大切にされていらっしゃることが窺えます。いつもなら、こちらで分別体験の箱や家庭から出るゴミを準備していくのですが、今回は市民の皆さんが用意し、受付の時に「はい、これ。」と参加者に渡して、それぞれ箱に仕分けして、会の最後に再確認をしていました。日頃から地域で熱心に活動をされていらっしゃる証拠です。

そんな地域の方でも分別完全制覇とはならず(笑)ですが、なにより楽しく分別されていらっしゃったし、講義にも熱心に耳を傾けてくださり、ありがたい限りでした。

そして今回のクエスチョンタイムは「におい」で盛り上がりました!! 横浜市のゴミ分別ルールの中に石鹸の個別包装紙は紙や洗剤の箱は紙製であっても、燃やすごみとして処理することになっています。これは、紙をリサイクルする行程で完全に脱臭ができず、製品化されたダンボールや紙箱ににおいが残ってしまい、箱の中身や商品ににおいが移ってしまうことを避けるため、燃やすごみとして出してください、となっているのです。

「じゃ、線香の箱は?」「えっ、芳香剤の箱もにおいはきついぞ」と次から次へと「あれは」「これは」と・・・。

考えてみれば、芳香剤や香りのつよい製品ってたくさんあります。トイレットペーパーでも「香りつき」という商品もありますしね。
この「におい」、人によって感じ方かかなり異なりますから、なんとも回答が悩ましいです。回答の仕方、改善余地大です(苦笑) 五感が判断基準となるゴミ分別のむずかしさを実感中。

かんきょうデザインプロジェクトでは、様々な観点からの環境講座をお引き受けしていますので、お気軽にご相談ください。
問い合わせ先 ウェブサイト内のEメールから 又は 080-6665-4376へご連絡ください。

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