身近な環境問題への関心や理解を深めていただけるように、分かりやすく、環境にやさしい生活を考えるきっかけとなるセミナーです。
お預かりする参加費は、中学生、高校生のみなさんにじっくりと、かつ、楽しく環境に向き合う機会となっていただけるように、行動をおこしていくきっかけとなる環境メッセージ情報をつくりだし、表現する場の公募展【かんきょう「組写」フォトコンテスト】に活用させていただきます。学びながら若い世代のサポートをお願い致します。
開催概要
- 開催時間:19時~20時30分(全4回)
- 会場:さくらWORKS<関内> 横浜市中区相生町3-61 泰正ビル2階(JR根岸線関内駅北口徒歩5分)
- 参加費:1,000円/ 1 講座(中高生は無料)
- 募集人数:先着30名/ 1 講座
お申込方法
- インターネット:お申込みフォームよりお申込み
- FAX:広報チラシをプリントして必要事項を記入してFAX:045‐681‐7554に送信
- Eメール:お名前・性別・連絡の取れる電話番号・参加希望日(複数日 可)をinfo@kankyo-design.org宛に送信
プログラム
第1回 6月20日(金) 「ゴミで発電!~エネルギーの地産地消を考えよう~」
生ごみ発電について、横浜市の実証実験や他の自治体の導入事例を紹介します。また、電気事業法改正(電気の小売の全面的な自由化への展開)などについても確認し、今後、エネルギーの地産池消に向けて、我々がどのような行動をとるべきかについて考えてみたいと思います。
講師 : 古川 務
山口県出身。西南学院大学博士課程を経て、岩手大学で12年間環境法を教えていました。そして、2012年4月に東京都市大学環境学部准教授として横浜に参りました。横浜は生物多様性保全やまちづくりの教材の宝庫だと感じています。積極的に“まち”に出て、生きた勉強を行いたいと思っています。
第2回 7月4日(金) 「携帯電話が環境問題の原因に?~ライフサイクルで考える環境負荷~」
あなたは、自分の毎日の生活が環境問題と深く関わっていることを知っていますか?毎日の生活と環境問題のかかわりについて、ライフサイクルの考え方を基礎に、携帯電話やプラスチックを題材に考えてみましょう。
講師 : 松本 真哉
1994年大阪府立大学で修士課程を修了後、3年間シャープ株式会社で液晶のエンジニアとして働く。その後退社し横浜国立大学で博士課程に進み、2001年博士(工学) 現在、横浜国立大学大学院環境情報研究院 教授。専門分野は機能性色素化学で、機能性色素の結晶状態の光電子特性の理解を目的として基礎研究に従事しているが、最近、環境教育教材の開発や実践に取組み始めた。
第3回 7月9日(水) 「日本の環境教育の問題」
欧米では環境という独立した教科として学校で指導されているが、日本では7科目にわたってばらばらに指導されている。それは日本社会の環境問題への対応の歴史が影響しており、そのことが今の日本の環境問題の停滞につながっている。その内容を体系的に説明し、その課題を明確にしたうえで、どのように改善すべきかを考えてみます。
講師 : 吉田 博彦
1975年早稲田大学法学部卒。1999年に教育分野で最初のNPO法人として認証を受けたNPO法人教育支援協会代表理事。市民参加の教育改革を提唱し、文部科学省や教育委員会との協働で全国でさまざまな教育事業を展開している。
第4回 7月24日(木) 「食べられるのに捨てられる食料はどこへ行く?~食品リサイクルのいまを探る」
スーパー、コンビニ、レストラン、食品工場などから捨てられる余剰食品や手つかずの食品は焼却するしか方法がないのか。飽食の裏側で繰り返される「もったいない」。食品リサイクルのいまを見てみましょう。
食品関連事業者から排出される余剰食品、手つかず食品のリサイクル事業を展開する3社が現状をプレゼンテーション。食品残さから堆肥を製造する横浜環境保全(株)、飼料を製造する横浜市有機リサイクル(協)と武松商事(株)が参加。