「組写」部門

グランプリ

    

第2位

   

第3位

     

「メッセージ」部門

グランプリ

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「これ、捨てておいてください。」ビーチクリーニングをしていた時、海水浴客に言われた。「そうじゃない。」心の中でそう呟いた。
夏休みに江の島でのビーチクリーニングに参加した。初めてだったがとても充実した時間を過ごすことが出来た。担当した範囲がまっさらな砂のキャンバスに戻った時の達成感は忘れられないし、ゴミは分別をしながら拾うため勉強にもなった。そんな中で冒頭の言葉を言われることがあった。これは妙な違和感を私にもたらした。確かに私たちは海岸を掃除していたが、ビーチクリーニングは限られた人がゴミを拾うだけの活動ではないはずだ。その真の目的とは、海に訪れる一人一人が意識を改革し、ゴミのポイ捨てをやめることである。環境問題に目を向け、行動を起こす人は着実に増えつつある。地球上にいる人類一人一人が環境について考えながら日々を過ごすという次のステップへと進むことがさらなる問題解決への道だと感じる。