2021年度かんきょう「組写」フォトコンテスト表彰作品

「組写」大人の見方部門

グランプリ

027 灯・塔・とう

  

2位

013 「生きる」といふこと

  

3位

021 LET’S 完食フードロスゼロに向けて

 

入賞

012 日常を切り取る

  

入賞

025 えっ、無分別でいいの?

  

「組写」高校生の視点部門

グランプリ

027 灯・塔・とう

  

2位

002 Destiny

  

3位

001 私たちのそばにはいつも太陽がいる。

  

3位

020 色彩

  

入賞

021 LET’S 完食フードロスゼロに向けて

 

入賞

023 これからも

  

「メッセージ」部門

グランプリ 高校生の視点部門/グランプリ 大人の見方部門

001 私は小さかった頃

私は小さかった頃、海に行くといつも綺麗な貝がらを探して集めていました。今でも私の家には、たくさんの貝がらが飾ってあります。海に行ったときの記念や思い出にもなるので、きっと多くの人が、貝がら拾いをしたことがあると思います。しかし、海でマイクロプラスチックを集めたことがある人はあまりいないと思います。マイクロプラスチックはとても小さいので、1つだけでは目立ちませんが、たくさん集めて、写真のように、瓶の中に色ごとに分けて入れてみたらどうでしょうか。このようにしてみると、とてもおしゃれになります。「貝がら拾い」と同じように、「マイクロプラスチック拾い」が当たり前になれば、海の環境も良くなり、持続可能な社会に一歩近づけると思います。皆さんも海に行ったときは、ぜひ「マイクロプラスチック拾い」をしてみてください。

土屋図形賞

「組写」

019 日本の青

  

「メッセージ」

005 こんな場所で冬眠


「こんな場所で冬眠しているの?いい場所見つけたね!」いつも行っている公園ですがこの可愛いアマガエルと初めて目が合いました。犬とかくれんぼ中、いつもと違う視線で見えた景色。普段の生活では見えていない世界があるんだなと思いました。この身近な生き物たちの住環境も維持できる人間の暮らしでありたいと思いました。

中高生のための かんきょう「組写」フォトコンテストを終えて

当フォトコンテストは中高生の皆様の応募があって、はじめて開催することができます。改めて応募していただいた中高生の皆様、応募を促してくださった皆様に御礼を申し上げます。

3月26日(土)・27日の2日間に亘って開催した最終選考会には「組写」部門28作品、「メッセージ」部門13作品、計41作品を展示し、来場者の投票によって表彰作品が決まりました。会場で作品をご覧になった皆様に感想(※)を頂きましたが、多く散見されたのは「力作ぞろい」という言葉でした。その証なのでしょうか、例年にも増して来場者の滞在時間が長かった印象をうけました。

「組写」部門は、3枚の写真を組み合わせた、タイトル「灯・塔・とう」がグランプリとなりました。シンプルな構図で写真を組み合わせ、灯りをともす役割、灯りをともすエネルギーを運ぶ・つくる役割、そして命あるものすべてを照らす。ひとりひとりに、それぞれの役割がある。そうした社会が持続可能性につながっていく。「メッセージ」部門は、「ごみ拾い」ならぬ「マイクロプラスチック拾い」という行動と、その行動を発信した「行動と発信」を上手にまとめた作品として共感を得たのではないでしょうか。

土屋図形賞は、26日のアップサイクル広場で「アロマボトルの一輪挿し」のワークショップをしていただいた、静岡県裾野市のデザイン事務所「土屋図形株式会社」様が会場の作品を観て、賞を提供してくださいました。

中高生の作品からうけるメッセージはまさに人それぞれです。来年も中高生のノビノビとした作品に触れていただければ嬉しいです。そして、当フォトコンをきっかけに、今すぐ結果は出なくても10年後・20年後を見据えて、ひとつひとつの小さな行動が持続可能な社会基盤となるよう願っています。最後になりましたが、当フォトコンテスト開催にあたり、ご尽力いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。

2022年3月29日
かんきょうデザインプロジェクト

(※)後日、ウェブサイトに掲載させていただきます。