かんきょうデザインプロジェクトでは、これからを担う中学生・高校生に環境について考える場をつくり、また発表する場を設けることで、将来への自信・土台にしてほしいと考えています。
環境問題とは、それぞれの問題がポツンと単独で存在しているのではなく、すべてが「つながっている」のが大きな特徴です。
石油・石炭などの化石燃料を使えば、大気が汚れ、酸性雨となり、土壌劣化を引き起こし、食料危機に陥る。人口が増えれば、食料を大量生産する、そのための過剰な地下水の汲み上げは、土壌劣化につながり、森林を破壊し、自然災害を引き起こす、というように。
しかし、「つながっている」のであれば、どこかひとつを良くすることで、次の課題も良くなるという見方もできるはずです。もちろん、どこかが良くなったからと言って全部が良くなるものではありませんが、あきらめずに時間をかけて解決していかなければならないのではないでしょうか。
そこで、ひとつの効果は小さくても個人レベルで最高のビジョンを描き、永くたのしく続けられる活動を日々実践することが大切なのではないかと考えます。
「つながっている」を意識しながら、問題の見方や捉え方に磨きをかけて、新しい解決策を見いだしていくにはどうしたらいいのか。
私たちは「環境を考えることは次の人のことを考えること」を合言葉に、若い世代のみなさんのお力を借りながら、行動をおこしていくきっかけとなる情報を創りだし、環境負荷を軽減するための動機づけの仕組みづくりに取り組んでまいります。
2015年5月吉日
一般社団法人 かんきょうデザインプロジェクト
代表理事 武松昭男