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高校生環境フォーラムに参加

2019年01月28日

「環境について学んだり、活動したりしている高校生が、学校を超えて話し合い、発信する場を作りたい」という高校の教壇に立つ先生の想いが発端となり、2003年3月に第1回目が開催され、今回で30回目を迎えた高校生環境連盟主催の高校生環境フォーラムに参加してきました。

高校生環境連盟のウェブサイト
(http://kankyo-forum.sfc-js.keio.ac.jp/movement/index.html)

開会式後の活動発表では、かんきょうデザインプロジェクトにもこれまでの活動紹介の機会を頂き、かんきょう文化祭を中心に2010年から今日に亘り実施してきた環境プログラムを披露させていただきました。

活動発表、ポスターセッションと続き、お昼休みを挟み、「リサイクルと私たち」というタイトルで開催されたワークショップにも参加。OECDが公表している「日本におけるリサイクル率は19%」を基礎情報に、日本のリサイクル率の向上させるために、参加者を行政・企業・私たち(市民・環境団体)の立場に分け、リサイクルに関して、指定された立場から主張を行い、共同宣言をまとめなさいという課題に取り組むワークショップでした。ファシリテーターの高校生は時間配分と議事録メモを打ち込みながらディスカッションの方向性を誘導するなど、主催した高校生がそれぞれの立場で発するひたむきな言葉に、思わず、こちらの声のトーンも力強くなりました。

同時に環境という旗の下に、やはり高校生は集まらないと、ちょっと不満げな表情も窺える。そうした一瞬の豊かな感情表現に出会えることも若い世代が主催するフォーラムの醍醐味です。なにに悩み、どんなことに不安に覚えているのか・・・新しい知見にぶつかり、それを解いて深く知る機会はとても有意義な一日となりました。ワークショップシートに記された課題を取りまとめた報告書が今から楽しみです。


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