新着情報

学習成果発表会に参加

2019年02月23日

昨年の5月末から6月にかけて、明蓬館高等学校「スペシャルニーズ・エデュケーションセンター(略称 SNEC)」で環境学習プログラムを行いました。初回は横浜市内の家庭から分別収集された缶・びん・ペットボトルを受け入れ、種類別に選別して、再生利用するための処理をする工場に行き、インターネットやテレビでは得られない再生資源物になるまでの作業工程現場を視察しました。2回目は、身の回りの生活品が捨てられた後の行方を学ぶことで、生活品への関心を高めていくことを目的とした座学を、3回目は、日本が豊かな暮らしを送れるのは、海外から様々な原料や資材、製品を輸入していることを知り、この暮らしを継続する為には日々どのような行動を心掛ければいいのか、行動指針となるビジョンを描く素材や資料探しのヒントを話し合う、という授業でした。

2月22日、環境学習プログラムを含む、明蓬館高等学校2018年度の学習成果発表会が開催され、参加してきました。明蓬館高等学校は発達障害の支援スキルを持った職員(支援員)と心理士(相談員)が常駐して、教員とチームを組み、発達に課題を持つ高校生が特別支援付きの普通科高校教育を受けることができる教育センターです(学校ウェブサイトより)。
学校外での活動や地域との関わりを積極的に図り、知識や情報を私物化する学びではなく、共有する学びや学習成果物(ポートフォリオ)に力点を置く笑顔あふれる環境づくりをめざす学校です。

学習成果発表会は、PART1ギャラリー部門とPART2プレゼン部門に分けられて行われました。海外留学なんかしていないのに流ちょうな英語で横浜の鉄道を紹介したり、関東ブロックのロボット大会の優勝報告があったり、特撮撮影の爆破について・水木しげるロードについて・自作の鉄腕アトム披露・図鑑づくりなど、多岐にわたる成果物の数々にはビックリさせられました。なにより生徒の話術が素晴らしい! いや、ほんとに一瞬で会場を笑いの渦に巻き込む術はたいしたものです。

とても貴重な経験をさせていただいた環境学習授業でした。ありがとうございました。


<<前のページに戻る