また「静の展示」に「動のファッションショー」と作品を両面から披露、紹介することができ、素敵なプログラムを実現することができました。最後に、制作に謝意を表しながら3作品を表彰させて頂きましたのでご紹介します。来年もまた行いたいと思いますので、引き続き、よろしくお願いします。
主催者賞
ご実家の押し入れに眠る、作者が小学校の入学式や短大の卒業式にお母様が着ていた思い出の着物をリメイク。着物を解くにあたり着物を作る大変さも知る事ができたとの事で、袖はボリューム感のあるパフスリーブ、スカートは上にチュールをかぶせ、着物が前面に出ると普段使いしにくいと考えられたもので、この度の制作テーマ「思い出を日常へ」をとても良く表現した作品です。
Bricolacchi賞
古着の布を余すことなく使い、小さな切れ端もお花に生まれ変わらせた点、背中を大胆にめくったようなアレンジに仕上がっています。古着に詰まっているどんな些細な思い出も着るたびに思い出せる、華やかな記憶が薄れないように、という思いを込めて「満開の記憶」というタイトルがつけられた作品です。
土屋図形賞
デニムズボンの腰に巻き付けられたポーチがGood Ideaのリメイク作品です。作者はファッションの勉強をしっかりとして日本で働く夢を抱く、東南アジアの国からの留学生です。この作品も日常服として気負うことなく着用できるところが評価されました。