リメイクファッション 作品展示&ファッションショー

表彰作品

今回は学生の作品に加え、一般公募による作品の提供もあり、「思い出を日常へ」というテーマも「思い出」までの時間的な遠近など、作者の作品に対する思いがいつも以上にバラエティに富んでいて、丹念な作業プロセスが目に浮かぶような作品ばかりでした。
また「静の展示」に「動のファッションショー」と作品を両面から披露、紹介することができ、素敵なプログラムを実現することができました。最後に、制作に謝意を表しながら3作品を表彰させて頂きましたのでご紹介します。来年もまた行いたいと思いますので、引き続き、よろしくお願いします。

主催者賞

ご実家の押し入れに眠る、作者が小学校の入学式や短大の卒業式にお母様が着ていた思い出の着物をリメイク。着物を解くにあたり着物を作る大変さも知る事ができたとの事で、袖はボリューム感のあるパフスリーブ、スカートは上にチュールをかぶせ、着物が前面に出ると普段使いしにくいと考えられたもので、この度の制作テーマ「思い出を日常へ」をとても良く表現した作品です。

Bricolacchi賞

古着の布を余すことなく使い、小さな切れ端もお花に生まれ変わらせた点、背中を大胆にめくったようなアレンジに仕上がっています。古着に詰まっているどんな些細な思い出も着るたびに思い出せる、華やかな記憶が薄れないように、という思いを込めて「満開の記憶」というタイトルがつけられた作品です。

土屋図形賞

デニムズボンの腰に巻き付けられたポーチがGood Ideaのリメイク作品です。作者はファッションの勉強をしっかりとして日本で働く夢を抱く、東南アジアの国からの留学生です。この作品も日常服として気負うことなく着用できるところが評価されました。

作品展示

3月25日(土) 11時~19時

「思い出を日常へ」をテーマとした衣服や小物のリメイク作品を展示します。特別な日に着た、家族が着ていた、そんな閉まったままの服などを日頃着用できるものに変身させて思い出を日常化。今回もリメイク服は10着以上、そして、小物類も展示予定です。作品には制作者のどんな思い出が詰まっていたのか・・・大切な思い出に、想いを込め、リメイクして披露します。大学生から大人まで、世代を横断した作品をお楽しみください。皆さんのご来場を心よりお待ちしています!

作品制作者 かこchang /  RiKA / 𡈽方野々香 /  「Y」 / young designer’s / 横浜デザイン学院 / Reina

リメイクファッションショー

3月26日(日) 1回目 13時10分~13時30分 / 2回目 14時45分~15時

3/25に展示した作品を纏ったファッションショー。今も昔もファッションはその人の生き方を表現します。現代に生きる私たちは、どのような思いをファッションに込めているのか。14名のモデルがサステナブルデザインの数々を華やかに披露します。