かんきょう「組写」ブログ

【RCE横浜若者連盟】石油

2014年09月12日

大手商社がアフリカで油田探鉱権を取得したニュースが日経を飾る、 今朝のレギュラーは162円でした。 石油1

ガソリンやディーゼル燃料だけではなくて、電話線もボールペンも衣類も本のインクも、もし、日常を取り巻くすべての石油製品が原油に戻ったら 日本人はどれほどの量を使っているのでしょうか。

一升瓶で数えると、1日に大体3本、1年で約1000本以上をひとりで消費しています。(※2000年度換算 参照、 広瀬 隆『世界石油戦争』22頁)

日本の原油自給率は2011年度でわずかに0.4%であり、8割以上を中東諸国からの輸入でまかなっています。昨年5月はじめに安倍首相が訪問したサウジアラビアとアラブ首長国連邦は、原油の輸入先2トップでした。このことからも、資源の乏しい日本にとって石油外交がいかに大切であるかがわかります。

石油は時に、環境と経済との板挟みになる問題を抱えています。 先進国が合意のもとにエネルギー保存政策を押し進めてゆくと、産油国の石油収入が減少してしまうのです。そこで石油輸出国機構(OPEC)が温暖化対策について消極的であるといった態度を表すことがあります。

石油は幅広い用途に利用でき、運搬・貯蔵やエネルギー密度などその他の資源と比較しても多面的に優れていますが、政治的リスクと環境負荷という大きな難点を併せ持っているのです。
石油2 わっきー


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