私たち、一般社団法人かんきょうデザインプロジェクトのメンバーは、それぞれの分野で10年以上にわたり、小学生から大人まで、幅広い世代に向けて環境啓発活動や環境ビジネスを提案してきました。
10年余りの活動を改めて考えてみると、環境保護、リサイクルも、社会に浸透してきたかのように思えますが、まだ道半ばといったところでもあり、私たちの暮らしと、環境保護、リサイクルは近いようで現実はまだまだ遠い関係にあるのではないか、そのように感じていました。そうしたことから、これからも心豊かに暮らしていくために、私たちが取り組むべきことを見つめなおしました。
これからの暮らしの中では環境問題だけでなく、いろいろな社会問題を解決できること、それにはわずかな変化も感じとることができる「感受性を育んでいくこと」が大切なテーマになっていくのではないか、若い世代のみなさんが日常の中で未来を描けるようにするには、どうしたら良いのだろうかと考えました。そこで、新しい取り組みとして、高校生の若いみなさんのお力をお借りしながら、こうした状況から一歩でも二歩でも前進していきたいと企画されたのが【高校生のための かんきょう「組写」フォトコンテスト】でした。
2010年、リサイクルデザインタウン映像フェスティバル実行委員会(任意団体)を運営母体として始まった取り組みも、みなさまに支えていただきながら、5年目に入ろうとしています。これまでの活動をより深く、広めていくため、2014年年4月から「一般社団法人かんきょうデザインプロジェクト」に改め、より積極的に環境啓発活動や人材育成に取り組んでまいります。
2014年5月吉日