2014年10月13日
こんにちは 事務局からの投稿です
公募締切日の10月20日まで、あと一週間となりました。中高生のみなさん、作品制作の進み具合如何ですか?
さて、10月16日はたくさんの人々に食料問題について知り、考え、行動してもらうために、国連が定めた世界の食料問題を考える日。
私たちは「食べる」という行為を毎日行っています。ということは「食」の問題は日常と関連付けて考えることができますね。
私たちが暮らす日本の食卓はとても豊かです。その豊かさを可能にしているのは、たくさんの食べ物を世界中から輸入しているからです。これは、日々の豊かさを享受できるのは、食料をつくるために必要な水や土地などを海外に頼り、つくられた食品を海外から運ぶために大量のエネルギーを消費しているということになります。それにもかかわらず、日本では1年間に消費される食料8400万トンのうち、1700万トンを捨てており、そのなかには、食べ残しや賞味期限切れなど、まだ食べられるはずの食べ物が500~800万トンも含まれているという報告がされています。
もったいない・・・
身近な数字を拾ってみると、平成25年度の横浜市の焼却(燃やす)ごみの量は589,082トンで、そのうちの38%の223,851トンが「生ごみ」だったそうです(※1)。この「生ごみ」の約10%の22,385トンは手つかず食品(※2)だったという調査結果が出ています。22,385トンを「200グラムのお菓子」で割ってみると、1億1千個という数字がはじき出されます。
あらためて、もったいない・・・
食べられるはずのものを捨てることは、食料をつくるために必要な水や土地、運ぶための燃料なども無駄になるだけ。こうしたムダを少しでもなくすために、日常の中で、どんなことを心がけたらいいのだろう。
食べ残しをしない、買い過ぎない、地元の野菜をもっと日々の食材に取り入れるなど、そして、遠い国で、私たちの豊かな食卓を可能にしてくれるために働いてくださる人たちを悲しませないように、できることから行動してみよう!!
(※1) 出典 横浜市資源循環局HP
(※2) なにも手が付けられずに捨てられている食品