かんきょう「組写」ブログ

容器包装3R推進フォーラムに参加

2014年12月16日

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「ブラ」と書かれたこのマーク、ポテトチップスやお菓子の袋についていますね。もうだいぶ見慣れたと思います。このマークは識別マークと呼ばれ、みなさんが使い終わってごみとして出すときに「資源」として認識してもらい、「リサイクルするから分別して出してください」と出し方をわかりやすく知らせる目印です。
私たちの生活が豊かになる一方で、ごみは増え続け、この状態を放置すれば、いずれごみの処分が立ち行かなくなってしまうことから、ごみの60%を占める「容器」や「包装」のごみの減量化とリサイクルを進めるため、「容器包装リサイクル法」という法律が平成7年に制定され、平成12年4月から完全に施行されたのを機に、つくられたマークです。

この「容器包装リサイクル法」の「容器」「包装」の対象は、商品を入れたり包んだりしているもので、 中身を出したり使ったら不要となるもの。その種類は「ガラスびびん」「PETボトル」「紙製容器包装」「プラスチック製容器包装」「アルミ缶」「スチール缶」「紙パック」「段ボール」となっています。写真のマークは、プラスチックからつくられた「容器」又は「包装」についているものです。

容器包装リサイクル法の特徴は、消費者、市町村、事業者の役割分担が明確に決まっていること。消費者は市町村が定める分別収集基準に従って分別排出が義務づけられ、市町村は家庭から排出される容器包装を分別収集と保管を行います。事業者は利用した容器包装の量に応じて再商品化(リサイクル)の義務を負う、というものです。(引用 日本容器包装リサイクル協会HP)

なので、私たち消費者も「ブラ」と書かれた識別マークのついた「容器」「包装」はプラスチック製の容器包装としてきちんと「分別」して出さなければなりません!! 分別して出すことが「義務」なのです!!

昨日、「容器包装3R推進フォーラム」という容器包装の3R(※)にかかわる消費者、市町村、事業者などの様々な関係者の意見交換会に出席してきました。完全施行の平成12年から14年が経過し、法律がつくられた当初とは容器包装リサイクルを巡る状況もだいぶ変わってきています。十年ひと昔とはよく言ったものです。

法の施行後は分別して出すことが義務付けられた消費者の無銘の努力によって、異物の少ない原材料をつくりだすことに成功しています。事業者も「容器」「包装」の軽量化、薄肉化や詰め替え容器の開発などを積極的に展開してきました。他方、細分化する分別収集によって市町村の税金による予算配分も厳しい状況になっています。社会的コストの低減策や、より効率よく回収するために排出チャンネルを増やすことなども課題の一つとして提示され、これらも濃密な意見交換が期待されているところです。

(一社)かんきょうデザインプロジェクトでは、こうした意見交換会やシンポジウムに参加しております。私たちも、折角の情報をひとりでも多くのみなさんと情報の共有したいと考えています。少人数の会合でもお訪ねしておりますのでお気軽にお声掛けください。みなさんと議論させていただきながら、ごみの減量化や3Rについて、情報をつくりだしていきたいと考えています。
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