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6月5日は環境の日

2019年06月05日

1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められました。国連では、日本の提案を受けて6月5日を「世界環境デー」と定め、日本では「環境基本法」(平成5年)で「環境の日」と定めています。(出典 環境省ウェブサイト)

かつて日本でも四大公害病が起きたとき、迅速な対応がとれず、被害が拡大してしまったという苦い経験をしています。こうした苦い経験を起こさないための予防として制定された一面を「環境の日」は持ち合わせています。

話は転じて
.一昨日の2019年6月3日、プラスチック製レジ袋の無償配布を禁止する法令を速やかに制定するというニュースが駆け巡りました。スーパーやコンビニなど、レジ袋を利用する事業者を一律に対象とするもので、レジ袋を使う際は、有料化が義務づけられますが、その方法や価格などについては、各事業者が決める、という法令のようです。

環境問題は他の問題と複雑に絡んでいるから難しいと思っている人が多いことは確かなことです。しかし、本当に本人がそう実感しているか定かではありません。「誰かが難しいと言っていたから」ということだって考えられます。環境問題だって「難しいと思えば難しくなり、簡単だと考えれば簡単になる」のです。

環境問題は「人間の活動が原因」という説は希望の光です。自然現象が原因なら人間は何もできませんが、人間が原因なら人間が解決できるからです。ならば、個々の人間が解決に向けて行動できるように、各自にとって具体的で実感の伴うプログラムを数多く体験し、シンプルな考え方で取り組むことが重要ではないでしょうか。

法令を策定すること重要、一方、レジ袋の適正な利用及び処分を実践するのは人間です。法令はあくまで手段、目的は人々が意識してレジ袋を上手に活用することだと思います。


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