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USEDリメイクファッションショー いよいよ来週から

2019年07月29日

いよいよ来週です! USEDリメイクファッションショーのファクトリーツアーとリメイクワークショップ!

まずは8月8日(木)にコーディネーターの方たちと併せて20名弱でファクトリーツアーです。一般家庭から回収された衣類や布製品を選別し、中古衣料(古着)として輸出したり、毛織物の屑をほぐして繊維(反毛材料)にしている工場を訪ねます。

ここで運び込まれた洋服類がどのようなルートをめぐり、リユース、リサイクルされるかを学び、リメイクワークショップで使う服を選びます。

というわけで、古布のリユース、リサイクル / 3つの再生利用方法です。

◆ 利用方法① 古着 

 まだ着られる洋服などは古着として東南アジ各国へ輸出され、古着として再活用されます。そのため、ブラウス、Tシャツ、Gパン、ワンピース、カットーソー、下着類など、約200種以上に細かく再選別されます。

◆ 利用方法② ウエス (工業用清掃布)

使い込んだ綿の肌着は裁断されて機械の油などを拭き取る布として再生されます。新品の綿は綿花の油が残存しているので吸収性に難がありますが、何度も洗われて使い込まれた綿は表面の繊維がほぐれ、バツグンの吸水性を発揮します。

◆ 利用方法③ 反毛材料

古着やウエスとして利用されないものは繊維をほぐして綿状にして、繊維素材として再利用されるので、破れていても穴が開いていてもOK。利用用途は、綿状のまま、ぬいぐるみや座布団の中綿として、フェルトにして吸音材、自動車の断熱材に糸をつむいで軍手やーターをの材料として利用します。

最後に古着のリサイクルで大切なこと
古着として再活用されるということは、日本から送られてきた洋服等を東南アジアでは中古衣料として買ってくれているということです。従って、送り先の人たちが購入できる価格帯の商品でなければ意味がないので日本での選別作業に必要以上のコストはかけられません。

コスト高を商品に転嫁してはリユース、リサイクルの意味をなしません。そして、東南アジアは高温多湿です。

1日に何度もシャワーを浴びるたびに着替えたいのは人として当たり前のこと。そうした気候風土の暮らし、新しい衣類を頻繁に購入することが難しい人々にとっては、品質も良く、安価で購入できる日本からの中古衣料は生活必需品なのです。

今年も限りある地球の資源を大切に使えるように高校生・大学生と一緒に学び、考え、情報発信していきます。お楽しみに!


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