2021年04月15日
会場で審査(選考)と投票を頂いた皆さまに、フォトコンテストに参加した高校生へ向けて作品の感想やメッセージをお願いしたところ、たくさんのお言葉を頂きました。抜粋してまとめましたのでお時間あるときにご覧ください。
以下の注1~4について、予めご了承ください。
注1 重複する内容の感想はまとめました。
注2 読みやすくするため、一部補正をさせていただきました。
注3 文中にある「003」「025」という数字は展示作品の番号です。全展示作品のウェブ公開はしておりませんが制作者に感想及びメッセージが届けばと、掲載しました。
注4 高校生の皆さんの感想も掲載しています。
〇感性豊かな作品が多すぎて、今回は大変悩みました。何度も何度も各作品の前を歩きました。「組写」ということで、それぞれが違った鮮やかさがあるものに決めました。
部屋に飾りたいなぁーとか、パズルになってもらうとか、ワクワクしながら鑑賞できました。目の前の「いま」を映し出し、怒ったり、泣いたり、笑ったり、悲しんだりする皆さんの姿を勝手に想像して楽しみました。ありがとうございました。
〇「写真から訴えてくる言葉はなにか」これを基準に選びました。「被写体がどんな思いでいるのだろう」・・それを読み切り、感じながら、ひとつひとつを拝見しました。素敵な言葉や今一度考えるべきメッセージを受け取りました。気づきをありがとう!
〇植物や生物や光の写真が多く、普段気づかないけれど身近にあるものが、きれいに見えるということに驚きました。この自然を守っていこうというメッセージが伝わりました。
〇皆さん、写真がとにかく上手だなと、素直に感動しました。高校生の部活動は、今年は何かと大変だったと思いますが、負けずに楽しんでほしいと思います。組写「007」は、水たまりなのか、川なのか、水槽なのか、想像力を掻き立てられていい写真だなと思いました。
〇ふだん目にとめずに通り過ぎている景色や自然にカメラを向けていて、「わぁ~」と心をギュッとつかまれるようなステキな作品がいっぱいありました。
〇どれを選んでよいか非常に迷いました。素晴らしい機会をありがとう、一緒に未来をつくっていきましょう。
〇写真を撮ることを通して高校生の皆さんが、深く思索されていることに感激しました。皆さんの切り取った自然の美が地球全体に広がることを祈らずにはいられません。
〇今回は技術的にかなり高度な作品が多かったと感じました。
〇私たちが経験したことのない時代に高校生の皆さんが、こんなに真剣に自然と社会を見つめてくれているのに感動しました。これからもしっかりと生きてください。
〇何気ない日常の中にも、普段気づかないままに通り過ぎている景色の中にも、数えきれない不思議や感動があります。それらを私たち人間が「利便性」と引き換えに、日々破壊している事実を可視化し、認識してもらうための取り組みに敬意を表したいと思います。今日はありがとうございました。
〇身近な問題をアートと結びつけて考えていることが素敵だと思いました。
〇高校生とは思えない大人っぽい着眼点と写真のレベルに驚きました。
〇作品とことばをひとつひとつ丁寧に見させていただきました。高校生の皆さんが、今、この時に感じている日常がとてもよく表れていて、うれしさと切なさの両者が一度に込み上げてきて、グッとくるものがありました。マイナスは少しでもゼロに近づけるように、プラスは継続できるように。これからの皆さんの未来を、日常を大切にしながら、つくっていってほしいと思います。ありがとうございました。
〇組写「020」人の心を安心させる色、形、空気。そんな要素が安心を生み出しますね。
組写「015」沢山の奇跡があることを思い出して、暮らしたいです。
組写「011」もう贈り物をたくさんもらっている。そんな気持ちになりました。
メッセージ「004」星を見るのも一期一会だなぁと感じたメッセージでした。
〇何でもないことが実は何でもなくない。大切なことを教えて頂いた気がしました。
〇展示された写真に”生きる”感じました。
〇季節の様子を鮮やかな色と情景で上手くとらえていると思います。ピント合わせも上手いです。
〇組写「009」を選んだ理由、いま地球上では野生生物の絶滅が問題になっており、生物多様性の危機にさらされています。そんな自然破壊が進む中で、写真の彼等たちが、生命を育んでいる姿がとても感動的に伝わってきたからです。タイトルもgood!
〇どれもステキな写真ばかりで投票用紙に番号を入れるのに悩みました。郷愁、というタイトルの写真はスローライフを感じました。
〇メッセージ部門では、ゴミについての題材が取り上げられていて、写真から環境問題を訴えているのはとてもすてきだと思いました。
〇どれも素晴らしい作品ばかりで選ぶのが大変難しかったです。日頃、見落としがちな自然の当たり前の姿に気づかされました。色彩の鮮やかさとメッセージ性のある作品を観ることができて、いい時間を過ごすことができました。これからもいい作品を撮り続けてメッセージを発信していただきたいです。ありがとうございました。
〇すてきな写真ばかりで心が癒されました。
〇組写「018」色彩がとても良かった。メッセージ部門は写真もさることながら、文章の出来がそれぞれ素晴らしかった。説得力があり選ぶのに甲乙つけがたかったです。次回はもっと作品が増えたらいいなぁ~
〇音が聴こえてくるような写真が多く、楽しく拝見しました。どれも素敵でした。
〇できれば、もっとテーマのエコ・環境に沿った日常スナップがあるといい。
〇娘が今度写真部に入部します。フォトからの環境啓発は良いと思います。
〇組写「009」 ねこの表情 テントウ虫 バラがきれいで生命力を感じました。バラの写真がとても綺麗です。
〇若い人にしか感じられない、その時の瞬間を感じさせていただきました。どの写真も、タイトルもメッセージも素敵でこれからもその感性を大切にしてください。
〇自分が高校生の時を思い出して、懐かしい気持ちになりました。これからも頑張ってください。
〇新しい視点や被写体を力強く表現した写真が多かったように思います。素直な写真に思わず笑みがこぼれます。
〇とてもメッセージ性が強く引き込まれるようでした。いまの状況やエコについて考えさせられました。
〇メッセージ部門はとても面白かったです。特に「002」と「003」が好きでとても迷いました。「そういえば空を見ていなかったなぁー」とか「捨てられているなぁ」と思うだけで私は何も考えていなかった。私も少しだけ写真をかじっているので、環境に関すること、写真を通して考えてみたいと思います。組写部門は、すごくきれいだな、と思うものが多かったです。古民家で撮ったお地蔵様たち、とてもかわいかった。かまきりと目が合ったのも、ふだん虫を取らないのでびっくりしました。面白かったです。
〇たまには白黒写真も味わいがあって好きなので撮ってみてください。
〇日頃、何気なく見ている風景も、写真を通してみると違って見えるのは不思議な感じがします。感受性豊かな高校生の皆さんの思いが多くの人に伝わるといいですね。
〇環境について、よく考えていることが伝わってきました。自然と共存できるよう、私も大切にすることはなにか、をよく考えて実践していきたいと思います。
〇作品にどんなテーマをつけるかによって見方も変わると思った。
〇どの作品も美しい一瞬が切り取られていて感動しました。その中で、組写「022」は敢えて汚れた風景を捉えていて、メッセージ性を感じました。
〇組写「013」まさに安息 年代は違っていても感じることは近いのかな?
メッセージ「005」大人として耳が痛い。でも、そうじゃない人は捨てないで!と訴えながら拾っていきましょう!
〇私は商店街に住んでいますが、ポイ捨てのごみ、たばこの吸い殻がとても多く毎朝お掃除します。やっぱり、きれいな街 美しい地球にしたいですね。
〇組写「030」の写真がとても好きでした。特に猫が伸びをしている写真がお題とあっていて良いなと思いました。
〇写真の組み合わせだけで伝える、訴えるものが、受け取る側の気持ちや状況で変化するのがおもしろい。
〇組写部門では、組み合わせた写真とタイトルのバランスが大事だなと思いました。タイトルを見て、意味が分からないものを写真で理解できる、納得できるような作品がいいなと感じました。
〇どんな状況であっても何かに向き合うのは素敵だなぁと思いました。心がホッとして温かくなりました。
〇震災やコロナ、大人が思っている以上にたくさんの我慢をしている高校生たち。大人になった時、その経験を活かして、きっと心の広い器の大きい立派な人になれるはずです。
〇作者の環境に対する考え方が伝わってくるものが多く、投票する作品を選ぶのが難しかったです。
〇写真のクオリティが上がりましたね。強いメッセージを発信するためには、表現意図がしっかりした写真がいいです。その為にも写真の技術向上を図りましょう。
〇組写「025」 1枚目の奥行きが永遠 2枚目が季節の移ろい 3枚目が盛衰 を感じて趣深かった。
メッセージ「002」 ごみとしての生き方をしたくなかったという表現。袋が金魚のようにも見えて、ひとつの心を持った存在として扱われていることが興味深い。その生き方を決められるのは人間次第だということを思い知る良い作品だと思います。
〇全体的に明るい写真が多く、世界的にコロナウイルスの影響をうけて暗くなりがちですが、中高生は自ら楽しみ方を見つけている印象でした。素敵な写真ばかりで、どの写真からもその先の情景が浮かびます。
〇現在のコロナウイルスなどでストレスをもってしまい、写真をゆっくり観賞する時間を取るなど考えられなかったのですが、今日は素晴らしい作品を観ることができて、あしたから「頑張ろう」と思いました。
〇組写「022」は、いまの日本の現状が良く伝わる作品だと思いました。
〇特に珍しい光景でなくても、異なる視点から見て写真に収めると、おもしろい・感動的なものができるということを実感しました。
〇組写「023」の作品は心が和みました。
〇人それぞれ個性があり、すごく素敵な作品ばかりだなと思いました。私にはまだまだ追いつけない作品ばかりで勉強になります。
〇同じ高校生でありながら、フォトコンテストに参加された多くの生徒の方々は、自然や環境問題について目を向けているのだと感じ、わたしも見習っていきたいと思いました。
〇同じ一つのテーマでこんなにもたくさんの写真が撮れるものなのかと思いました。テーマがあれば、まずそれについて考えるところから始まるので、今回は良い機会を頂きました。
〇写真一枚一枚から思いが伝わってきて凄いなと思いました。撮る被写体が似ていても、すべてに個性が出ていて、見ていて楽しかったです。今回の作品を観て、自分の作品にも活かせたらいいなと感じました。
〇組写「019」 同じ光だけどあたっているものによって見え方が違うことがわかり面白かった。猫の写真でも今にも動き出しそうなのと、静止しているのとでは印象が違うことを
知ることができた。ピントを一つに合わせたり、シルエットを撮ったり、いろんな技能が使われていた。
組写「025」 赤と緑のグラデーションみたいでキレイ
〇色の使い方や影の使い方などを、少し工夫することで写真の印象が大きく変わってくると思った。人物を上手に映すことで1枚の写真の動きが出てくるし、水の動きがあると涼しいような感じがして、見ていて面白かった。
〇同じものでも、角度や光、撮り方によって雰囲気もすごく違っていて、ひとつひとつの写真にいろいろな物語が込められているんだなと思いました。
〇撮りたいと思った「時」をすぐに撮っていて、誰も同じものや似たものがないのが凄いと思いました。
〇共通のテーマを提示されていても、みんなそれぞれ目を留める場所が違っていたので、会場を回っていて楽しかったです。花を撮っている人が多かったですが、私とは異なる撮り方の人がたくさんいたので、次に自分が撮るときの参考にしようと思いました。