2024年度かんきょう「組写」フォトコンテスト表彰作品
「組写」大人の見方部門
「組写」中高校生の視点部門
「組写」主催者賞
消費の雨

「メッセージ」大人の見方部門
グランプリ
私たちの日常の真ん中に突然現れた小さな訪問者。自然の中で生きる彼らが、こんな場所に姿を見せるのはきっと私たちへのメッセージ。そう、『自然を忘れないで』と。人間の生活と自然は切り離せないもの。この写真を見て少しだけ立ち止まり、自然とのつながりについて考えてみませんか?
2位
約8年前に捨てられたプラスチックのペットボトルが、ほぼ形を変えずに見つかった。私たちは常日頃プラスチックにお世話になっているが、最近は海洋面や地球温暖化の問題からプラスチックをなくそうという話がある。
確かに、何年も前の物が形を残してそこにあるという事実はよくないことだ。しかし今回のペットボトルのような場合、悪いのは自然に分解されないプラスチックだろうか?悪いのは大丈夫だろうと思ってポイ捨てをした人なのではないだろうか。プラスチックはとても難しい問題だと思う。問題を食い止めるためには減らしていかなければならないが、全く使わないことは今はまだ厳しい。私たちが今本にできることは、プラスチックを減らしていこうという意識を持つことやポイ捨てを減らしていく方法を探ることなのではないだろうか。プラスチックそのものを減らす以外のアプローチ方法も今一度考えてみてほしい。
3位
『地球の上をそっと歩くように、バランスと調和を大切にして暮らすこと』_これはアメリカの先住民の考え方だそうです。この写真は琵琶湖に浮かぶ竹生島の景色です。歴史的な文化財が数多く残るこの島は美しい。けれどその本当の美しさは周囲の湖や木々、鳥などの生態系と共に長い年月を経ても保たれ、何年も、何百年も前を生きた人たちと同じ景色を見られることではないでしょうか。そしてこの景色を何年も、何百年も先に繋ぐために私たちができること、それはまさに『地球の上をそっと歩くこと』だと思います。ゴミを捨てない、過剰包装を避ける、節電をする、そして何より自然環境に目を向けることがその一歩です。私たち1人ひとりの小さな一歩が、環境へのやさしさが未来に美しい景色を繋げる力になると思います。
「メッセージ」中高校生の視点部門
グランプリ

私たちの日常の真ん中に突然現れた小さな訪問者。自然の中で生きる彼らが、こんな場所に姿を見せるのはきっと私たちへのメッセージ。そう、『自然を忘れないで』と。人間の生活と自然は切り離せないもの。この写真を見て少しだけ立ち止まり、自然とのつながりについて考えてみませんか?
2位
小さな芽がやがて大きく立派な木に育つように、私たちの小さな行動が、やがて地球にとっての大きな変化を生み出すかもしれません。私たちが起こせるアクションには、どのようなものがあるのでしょうか。例えば、買い物にエコバックを持参する、ペットボトルの代わりにマイボトルを持ち歩く、照明をLEDに替える、など、今日からできることはたくさんあります。
一見関わりが無さそうに感じる地球の環境問題も、私たちの毎日の生活がどこかで関わっている可能性があります。少しでも多くの人がその意識を常に持ち、生活の中でできることを続けることで、持続可能な未来を育てて行けると良いなと考えます。
3位

約8年前に捨てられたプラスチックのペットボトルが、ほぼ形を変えずに見つかった。私たちは常日頃プラスチックにお世話になっているが、最近は海洋面や地球温暖化の問題からプラスチックをなくそうという話がある。確かに、何年も前の物が形を残してそこにあるという事実はよくないことだ。しかし今回のペットボトルのような場合、悪いのは自然に分解されないプラスチックだろうか?悪いのは大丈夫だろうと思ってポイ捨てをした人なのではないだろうか。プラスチックはとても難しい問題だと思う。問題を食い止めるためには減らしていかなければならないが、全く使わないことは今はまだ厳しい。私たちが今本にできることは、プラスチックを減らしていこうという意識を持つことやポイ捨てを減らしていく方法を探ることなのではないだろうか。プラスチックそのものを減らす以外のアプローチ方法も今一度考えてみてほしい。
「メッセージ」主催者賞
環境問題に取り組む上で、大きな変化を生むのは実は『あと1手間』です。この写真のように、ラベルを剥がす、ゴミを分別する、といった小さな行動は、一見些細に思えるかもしれません。しかし、それが積み重なれば、大きな影響力を持つことを私たちは知っています。環境保護は特別な人だけが担うものではなく、日常生活の中で誰もができる『あと1手間』の積み上げで成り立っています。その手間を惜しまない意識が、私たちの未来をより良いものにする鍵なのです。
中高生のための かんきょう「組写」フォトコンテストを終えて
2010年から取り組みを始めた当フォトコンテストも、少しずつ、認知されるようになり、日本各地のみならず海外の日本人学校からも応募をいただけるようになりました。「継続は力なり」を実感しているところですが、それ以上に当フォトコンテストをインターネットや公募雑誌で見つけてくれる応募者、そしてPRにご協力くださる皆様のおかげと心より感謝を申し上げます。2024年度も2025年3月22日・23日の最終選考(展示、審査・投票)を経て、無事に表彰式まで終えることかできました。
今年度は「環境のために、ひとこと。」を公募テーマとし、最終選考会には「組写」20作品、「メッセージ」12作品を選考対象作品として展示しました。後日、投票者の感想も当ホームページに掲載いたしますが、選ぶことが難しかったという文字が多く、かつ、組み合わせ写真の構成やタイトルのつけ方、環境への思いや被写体へのまなざしに感心する言葉が多く見受けられました。
当フォトコンテストは、大人が良いと思った作品に投票する部門と、応募者も含めた中高生が良いと思った部門に分けて投票していただいておりますが、今年度の「組写」は両部門とも1位・2位は同作品が選出されました。「メッセージ」でも1位は同作品が選ばれ、大人と中高生両者の共感を得られた選考結果となりました。
主催者賞の「メッセージ」は、持続できる地球環境のためには、それぞれの「一手間」にかかっていることを、本来人々は知っているはずだし、けれども、それを実行できていなことに未来の危機を感じ取ってほしいという思いが端的に伝わる作品として選出しました。同じく主催者賞の「組写」は、壊れた傘に、雨のように降り注ぐペットボトルのキャップから身を守っているのは、人間なのかそれとも地球なのか・・想像するのはそれぞれですが、私たちの過剰消費や使い捨ての暮らしが深刻になっている様子を表現した秀逸な作品として選出いたしました。「消費の雨」というタイトルも素晴らしいです。「メッセージ」「組写」ともに、私たちが作りだしている問題に真正面から向き合う必要があるのではないか。そんなメッセージ性に優れた作品です。
作品をつくることは、あなたに何かを伝えるため。その想いでつくられた数々の作品が持続可能な暮らしへと導くきっかけとなりますように。今年もたくさんの応募をありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。
公募について 【2024年11月1日より公募スタート】
公募テーマ
「環境のために、ひとこと。」
何事も「体験しなければわからない」「実際に見なければわからない」というのは、たしかにその通りかもしれません。途上国の飢餓・スラム化、ヒマラヤ氷河の消失、熱帯林の減少、世界の約4億1,900万人は家や近所に利用できるトイレがない、など。体験はおろか、見ることもできない人がほとんどではないでしょうか。だからと言って環境問題を語れないかと言えば、それは「NO!」です。人間には他人に共感できる心があります。あなただけの記憶、出会い、感情、体験、言いたいことなど、写真で表現してみませんか。それぞれの小さな体験の集合は、人々に勇気を与え、環境を大いに語るきっかけとなるはずです。
公募作品
2つの部門があります。
◆ 「組写(くみしゃ)」部門
2枚または3枚の組み合わせ写真 + タイトル ( 45文字以内 )
◆ 「メッセージ」部門
1枚の写真 + メッセージ ( 400文字以内 )
※最終選考会で展示される作品の出力サイズはA4です。
応募資格
※高校、中学校に在学中の「高校生」「中学生」
※国籍、公立、私立、全日制、通信制、定時制、サポート校、専門学校、夜間学校の別は不問。
※各部門1人2作品まで応募可。
応募期間
2024年11月1日(金)~2025年2月11日(火)
応募方法
応募は終了しました。
表彰品
アマゾンギフトカード、Appleギフトカード、スタバカード
表彰
「組写」部門及び「メッセージ」部門それぞれに、【大人が投票する「大人の見方」部門】と【応募者と中高生が投票する「中高生の視点」部門】に分けて選考を行います。グランプリは4つのご用意となり、2位、3位も同様です。併せて表彰状も贈呈させていただきます。
選考・投票・表彰式
- 一次選考・・主催者にて行い、結果は2025年2月末までにEメールにてお知らせします。
- 最終選考・・一次選考を通過した作品は、かんきょう文化祭 【2025年3月22日(土)・23日(日)】 の会場に展示され、投票により表彰作品が決定されます。
- 投票日・・2025年3月22日・23日
- 投票会場・・「みらいチューブ」 みなとみらい線みなとみらい駅改札口外
- 表彰式・・3月23日(日)の夕方、会場にて開催します。
※ 投票及び表彰式の時間はウェブサイトでお知らせします。
注意事項
- 応募の際、入力いただいた個人情報は当コンテストの運営範囲内で取り扱います。ご応募いただいた方の同意なく、その範囲を超えて個人情報を取り扱うことはありません。
- 応募作品は肖像権等の許可を得てください。問題が発生しても、当団体では責任を負いません。
- 被写体には必ず許可を得てから出品してください。被写体の「個人」が特定できる作品については、その被写体になった方に、必ず作品にすることの許可を得てから応募してください。
- 応募された作品が万が一、無断で転載、複製、流用したものであった場合や作品に関して第三者から訴えや抗議がなされた場合も当団体は一切の責任は負いません。
- 入賞、入選作品の著作権は主催者に帰属します。
- 上記、それ以外のいかなる問題についても、当方では責任を負いません。
- 応募者は、本コンテストの応募規定をすべて承諾したものとみなします。
お問い合せはこちらまで


中高生のための かんきょう「組写」フォトコンテスト コンセプト
- 中高校生のみなさんに、写真で、目前に起きている変化や危惧、あるいは、たのしいことやおもしろそうなことを記録してもらい、環境の視点から感受性豊かな人材の創出に繋げる機会の場とすること。
- 写真を撮ること、そのこと自体をたのしんでもらい、環境啓発に積極的に関わるきっかけづくりの場となること。
- 写真を「組んでもらうこと」により、テーマについて深く考える姿勢を養うことに役立ててもらい、これからの環境施策の立案に、より良い効果をもたらすこと。
- フォトコンテストといっても写真撮影技術を競うことが目的ではなく、活動を通じ、ふだん見過ごしてしまっているかもしれない出来事を記録し、行動をおこすきっかけとなる情報を創りだしていくこと。
- 1枚の写真のインパクトや芸術的な意味においての作品性よりも「いかに情報が伝わるか」を大切にし、そして、若い世代への環境啓発を重視するため、審査に「中高校生の視点」部門を設ける。