2022年10月25日
写真は、かつて中高生のための かんきょう「組写」フォトコンテストに応募された作品です。
さて、2022年度のフォトコンの応募は11月1日からスタートします。今日は作品パネルについての投稿です。
私たちのフォトコンテストで使用する作品パネルは、容器を生産する過程で出る端材を原料としてつくられたポリスチレンボードです。データで応募された写真をこのボードにダイレクト印刷し、会場に展示しています。フォトコンテスト終了後、数年間保管した後、メーカーに送り返したボードは減容機に投入され、クラッシュして再原料化されます。状況によってバージン原料をくわえて、パネルの品質を維持した状態のリサイクルボードに再生されます。紙や糊を使用せず、ポリスチレンのみなので分別は不要で、使用後はまたパネルの材料としてリサイクルできるのです。
このボードとの出会いは2011年の冬。ある展示会の一角で東日本大震災の状況を伝える展示スペースでつかわれていました。壊滅した街を映し出す写真を拝見しながら、パネルの一部にこれまでとは違う色を見つけました。一般的な白いボードでは表裏そしてふちもすべて白ですが、このパネルはふちが黒色になっていました。
「黒、なぜ?」
たまたま会場にボードを作成した会社の方がいらっしゃったので質問したところ、すべてポリスチレンでつくられ、何度も再生できるパネルですと。以来、2012年から今日まで、かんきょう「組写」フォトコンテストの展示作品は、この完全循環型パネルを採用しています。
もちろん、今回もこのボードでフォトコンテストを行います! たくさんの応募お待ちしています!