古着・古布選別工場に行ってきました

古着・古布選別工場に行ってきました

2023年11月30日

今日はデザイン専門学校のみなさんと、家庭などから排出された古着や古布を280種類!!に仕分けしている工場に行ってきました。古着、古布のリユース・リサイクルするために選別している工場なのですが、それにして280種類とは細かい選別です。古着、古布は他の廃棄物とは違い、機械による選別ができないので、すべて手作業で仕分けしています。Gパン、ワンピース、靴下、下着、二ット、化繊もの、天然繊維衣料<、ズボンetc・・・これらを瞬間的な手触りで仕分けていく。まさに職人です!!

なぜ、これだけ細かい選別をするのか。それは「ちゃんと使えるように」、その一点ではないでしょうか。コロナ禍のとき、アフリカで海外から輸入された古着が捨てられてしまい、国際問題になりかねないという報道がありました。なぜ、捨てられてしまったのか・・それは、ちゃんと仕分け、選別がされていなかったので、すぐにリユースできる状態ではなかったということが挙げられます。ごちゃごちゃに混ざったものを渡され、好きなものをとって使ってといわれたら、要らないモノは捨ててしまおうと考えても不思議ではありません。

リユース・リサイクルはの第一歩は、まずきちんと仕分け、選別がされていることが何より大切です。商品として受け取ってもらえるようにすること、そして、すぐに利用できること。そこまで仕上げるのが選別工場の使命です。

工場に運び込まれた古着、古布は選別作業後、50%が中古衣料に、20%がウェス(工場用の雑巾)に、30%が反毛(フェルトに加工し、自動車の吸音材や軍手の原料として使われる)に、リユース・リサイクルされています。

百聞は一見に如かずです。現場でどのような作業が、どのような理由で行われているのか。ぜひご覧いただきたいと思います。
関心ある方はぜひお声がけください。視察スケジュールのご相談を承ります!!

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