エネルギーの地産地消

エネルギーの地産地消

2023年09月27日

太陽光や風力、地熱など自然界にあって繰り返し利用できるエネルギーを「再生可能エネルギー(以下 再エネ)」と言います。発電時に温暖化ガスを排出しないし、石炭や石油、天然ガスといった化石燃料のように資源枯渇の懸念がなく資源に乏しい日本でも国内で生み出せるエネルギー。一方、太陽光や風力は天候によって発電量が左右されることが弱点・・蓄電池などと組み合わせて発電量を安定させることができるけれど、また日本国内の普及は途上にある。

先日、国際エネルギー機関(IEA)が気温上昇を抑えるために再エネの設備容量を2030年までに3倍に拡大するよう提言した、気候変動対策の報告書を公表しました。日本の政府は2030年度に2013年度比で温暖化ガス排出量を46%減らし、2050年までに実質ゼロとする目標を掲げ、エネルギー基本計画では2030年度の電源構成の36〜38%を再エネでまかなうとしているのですが・・・2021年度の再エネのによる発電量は2割程度に留まり、まだまだ火力発電への依存度は高い。(日経 2023.09.26より抜粋)

世界の主要国は再エネの技術や供給に取り組む一方で、日本は再エネ、そして脱炭素で後れを取っていると言われています。エネルギーの地産地消の確立が急務となっています。街の中でも風力や太陽光の設備を見かけることがあります。気づいたら写真に収めるようにしています。

 

 

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